3月29日(日)東芝未来科学館実施のワークショップ回答

3月29日(日)東芝未来科学館で実施したワークショップ、
化石と恐竜(4)「ミステリーハンター」のリアルサイエンスが考えた現場の物語です。
※このお話が正式な回答というわけではありません。

恐竜のいた時代の一場面を切り取って現した現場、そこに残された情報を集めて細かく調査実験考察をして、 その現場で何が起こっていたのかを探り当てるワークショップを行いました。
以下がその解答です。


リアルサイエンスが考える

ミステリーハンター ストーリー

この現場はどんな場所でなにがおこっていたのか・・

【場所・環境】
 北アメリカ大陸のどこか。植物は生えているが、森のようなうっそうとした場所ではない。いっぽうゴツゴツした地面があったり、どちらかというと乾燥した地域。今は陸地だが、はるか昔は海の下だった。その為、塩の結晶や波の跡などが海の近くでもないのに残されている。遠くには山がたくさんあり、中には活火山(活動している火山)もある。その山々も陸地が隆起(陸地同士が押し合い山が盛り上がっていくこと)してできたものである。 今と比べてとても暖かかった。

【時代】
  中生代白亜紀後期

【生き物】 3種類の足跡は、それぞれ「ティラノサウルス」「トロオドン」「マイアサウラ」 他にも古代の哺乳類や、昆虫(トンボやサソリ、蜂など゙の仲間)もたくさんいた。ティラノサウルスは他の恐竜の肉を食べて生きているので、他の恐竜達にとってはとても驚異的な存在だった。

【ストーリー】
 子育て恐竜として有名な「マイアサウラ」、近くにある巣はマイアサウラのものである。 少し小さい足跡は子どもで、親子でいたのでしょう。子どもを連れてエサの植物を食べに向かう途中、突然現れた肉食の「ティラノサウルス」。ティラノサウルスはおなかが空いていて、自分より足が遅そうで、かつ子どもを連れているマイアサウラは素晴らしいごちそうに見えるのでしょう。マイアサウラは群れで行動していますが、ティラノサウルスも頭を使ってばらばらになるように追い込む作戦でいきます。隠れる場所の少ないこの場所では、瞬発力の低い恐竜は逃げ切ることは難しいでしょう。マイアサウラは捕まって、食べられてしまいました・・
この切り取られた現場は、ティラノサウルスとマイアサウラが接近した瞬間の場面のようです。
 おなかがいっぱいになったティラノサウルスは、またどこかへいってしまいました。その後小型の恐竜「トロオドン」がそこを通りかかりました。もしかしたらティラノサウルスが残したお肉のにおいにつられてやってきたのかもしれませんし、歯型のついた骨があることから元々ここがトロオドンの狩場なのかもしれません。頭の良い恐竜ですから、無駄な争いを避けて良いとこどりするために、ティラノサウルスとマイアサウラの戦いを隠れてみていた可能性もあります。
恐竜にもいろいろな姿形、特徴、性格があります。そして食べて食べられながら、長い間、地球上で恐竜の時代を生きていました。私たちは残されたモノから想像することしかできませんが、恐竜達にもきっとたくさんのドラマがあったことでしょう。
 このストーリーが正解ではありません。他の可能性もありますし、今の私たちにはまだ想像も出来ないような現実があったのかもしれません。あくまでも1つのお話し、1つの可能性として受け止めて、自分で作ったストーリーと比べてみるのも 面白いかもしれませんね。

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