2012年8月21日

8月18日、19日に先生元気プロジェクトin福島をいわき市で開催しました。オープニングはいわき市ご出身でNHK 解説主幹の早川信夫氏に『授業に役立つニュース解説』というテーマでご講演いただきました。
分かっているようで実は分かっていないことがあるということを身近なニュースを例にお話いただいたり、子どもたちがステップアップするように少し難しい言葉をどうやって入れ込むかを工夫していたことなど氏の実体験に基づいたお話。
また、日頃から体験を積み重ねていることが大切で、自然体験も普段から体験から学んでいく姿勢ができていないとただ自然の中に行っただけで終わってしまうのではないか?などリアルサイエンスの活動の根幹に関わるお話もしていただきました。
参加した先生方も随所に『ガッテン』ボタンを心の中で押していたようでした。

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2012年8月18-19日:先生元気プロジェクト in 福島

8月18日、19日に先生元気プロジェクトin福島をいわき市で開催しました。オープニングはいわき市ご出身でNHK 解説主幹の早川信夫氏に『授業に役立つニュース解説』というテーマでご講演いただきました。
分かっているようで実は分かっていないことがあるということを身近なニュースを例にお話いただいたり、子どもたちがステップアップするように少し難しい言葉をどうやって入れ込むかを工夫していたことなど氏の実体験に基づいたお話。
また、日頃から体験を積み重ねていることが大切で、自然体験も普段から体験から学んでいく姿勢ができていないとただ自然の中に行っただけで終わってしまうのではないか?などリアルサイエンスの活動の根幹に関わるお話もしていただきました。
参加した先生方も随所に『ガッテン』ボタンを心の中で押していたようでした。

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2012/3/24(土)-25(日)復興支援先生元気プロジェクト&復興支援バスツアー

宮城大学会場

 

 

 

 

 

 

3月24日に宮城大学大和キャンパスで先生元気プロジェクトが始動しました。
開催まで現地でご尽力いただいた井上副学長のプレ講演に始まり、開会式の西垣学長の『復興観光ボランティアや物見遊山、怖いもの見たさの人はいらない。 我々は21世紀の町づくりを目指している。そのために皆さんの支援が必要だ』という挨拶に事務局も身が引き締まる思いでした。きっとバスツアーに参加した 皆さんも気合いが入ったことと思います。

西垣学長

井上副学長

 

 

 

 

 

 

 

 

開会式に続いて、キーノートトーク。『東北』『復興』『教育』をキーワードに福島県いわき市出身で、現地の取材を住民目線で行っているNHK 解説主幹の早川氏と文部科学省初等中等教育局長の布村氏に、司会の文部科学省青少年教育官の藤原氏が登檀しました。
3.11の震災から一年、震災について今思うところを話してくださいとの藤原氏の問いかけからスタートしました。

早川氏

まず、早川氏から取材するなかで『私たちのことを忘れないで欲しい』と被災者の方に言われたことを例に、「被災地のことを忘れないでいることも大切。興 味本意でもでもなんでもいいから自分の目で見て何かを感じて欲しい、そしてそれを伝えていく、そうした足を止めないで欲しい。また、防災教育の視点でも科 学的リテラシーが必要になってくる。これからの防災教育には想定や前提にとらわれず、自ら考え、動いていく力が必要で、そうした力を養うのに体験型科学教 育の手法は有効だ」と震災から防災教育までの話をされました。

 

布村氏

次に布村氏より、放射線の対応や保護者の方々に安心してもらえない、信頼を得ることの難しさ、教育の限界を感じることもありました。だが、その一方で阪 神淡路大震災の教訓から子どもたちの心のケアについては有効な手だてを打てた様に思える。また、なでしこジャパンに代表されるアスリートたちの活躍は『決 してあきらめない』という力を与えてくれました。これはまさしくスポーツの持つ力だと感じました。
そして、個から集団へと広がりを持てる実践的な防災教育を進めていきたいという、文部科学省として教育という視点からお話をいただきました。

 

藤原氏

最後に藤原氏が石巻工業高校の春のセンバツの選手宣誓の言葉を引用してキーノートトークが終了しました。時間が短く、もっとお二人のお話が聞きたかったというコメントをいただきました。

 

 

 

 

 

ひとこまワークショップ

ワークショップデザイン入門では、一見手間のかかりそうという印象を受けるワークショップをシンプルかつ有効に行うにはどうするか?というお話でした。相手の考えを引き出すにはファシリテーターはどうあるべきかを参加者の意見を引き出しながら行いました。

算数ワークショップでも『簡単なもので深い学びを提供する』をテーマに図形の敷き詰め~立体までをカライドサイクルを作りながら話し合いました。

科学的な思考をデザインするではGEMS のウーブレックを題材に参加者に科学者になったつもりになって『ものの性質をとらえる』ことを考えていただきました。最後にウーブレックの種明かしをしながら科学的に考えることや子どもにやるときどうするかを話し合いました。

答えを教えない教育では、二種類の液体の違いをインクや氷など用意された材料を使って探るものでした。実験を通して参加者が見つけたものや言葉を引き出し、共有しながら参加者が答えを導き出す手法やコミュニケーションの仕方を体験していただきました。

 

 

 

 

 

 

 

立体万華鏡作りでは、アクリルカッターを使って鏡にキズを付けたり、台紙に鏡を貼り付けたりしながら、最後に立方体に組み上げました。
サイコロの形の万華鏡をのぞきこむと…
不思議な世界が箱の中に広がっていて『わぁー』と声を上げる子もいました。

絵本づくりでは、くじを引いてそこに書かれているお題(お花や動物)を自由に楽しそうに描いていました。

秋山先生

 

 

 

 

 

 

 

 

仙台会場最後はリアルサイエンス理事長秋山仁による講演会『賢治先生に学べ!~体験型教育の勧め~でした。宮沢賢治の教員時代の話を中心に心に染み入る教育とはどんな教育なのかを日本の教育の課題をあげながら語っていただきました。
最後は秋山先生オリジナルの教具を使って円の面積、球の表面積や体積の求める公式がどうしてその様な公式になるのかを実演しました。

 

先生元気プロジェクトはその名の通り先生を対象にした活動ですが、立体万華鏡づくりや絵本づくりなど子どもを対象にしたプログラムもありました。そうし た子ども対象のプログラムは復興支援バスツアーに参加したボランティアの方々が運営の支援をしていただきました。また、バイオリンとギターのデュオ Multipleとゲストボーカリストのテルミさんは絵本づくりの講師のモンゴル人画家のオゴンバイラさんと同様にバスツアーに参加しつつ地域の方々に音 楽で憩いの時間を提供していただきました。
プログラム終了後の懇親会でもMultiple のお二人に演奏をしていただいたり、テルミさんに歌っていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

そうした様々な方に支援をいただきながら仙台会場は無事終了しました。

懇親会終了後、復興支援バスツアーの面々は聖ドミニコ修道院に移動しました。宿泊先として地域の方から紹介を受けたところです。
バスツアーのプログラムとして、最初に合意形成の練習として部屋割りをグループごとにアイディアを出しながら決めました。次に修道院の寄宿舎の使い方の説明と寝床の準備。そして、翌日の気仙沼視察に向けてのグループ分けを話し合いで決めていきました。
その後は自由に語らいの時間を持ち、入浴する人、寝る人、話し合っている人などなど。時間を過ごしました。

 

気仙沼会場

2日目は気仙沼会場です。復興支援バスツアーの面々は食事、部屋の片付け、掃除をし、7:30に気仙沼視察に出発していきました。スタッフは別便で会場に入り、会場の設営です。
気仙沼会場は子ども向けのプログラムを増やし、気仙沼教育委員会の協力を得て子ども向けのプログラムの案内を市内全小学校に配布しました。開場とともに子どもの科学の部屋もオープンし、親子約60名が実験を楽しみました。

2つの白い粉をジプロックの中に入れて、赤い液体を垂らすと液体が黄色くなったり、熱くなったり、泡が出るなど様々な変化に驚き、その中から熱が出る原 因を実験を通して探り当てました。そんな実験教室を2回実施し、立体万華鏡づくりにバトンタッチしました。子どもの科学の部屋では東洋大学の学生ボラン ティアの方々が活躍してくれました。

 

 

 

 

 

 

 

さて、立体万華鏡づくりは復興支援バスツアーに参加したリアルサイエンスマイスターの方々、目黒ユネスコ協会のボランティアの方々に運営していただきました。気仙沼市内の全小学校に案内を配布しただけあって、約130名の子どもたちが立体万華鏡づくりに挑戦しました。

 

 

 

 

 

 

 

つくり終えた万華鏡をのぞきこんだ時に驚いたような、うれしいような表情をたくさん見ることができて良かったです。

子どもの科学の部屋の向かいの家庭科室ではAJINOMOTOの方々がほんだしおにぎりを来場者にふるまっていました。
おにぎりを作ってハート型などの海苔を付けてかわいい仕上がりに…
2升お米を炊いたにも関わらず、予想外に早くなくなってしまい部下の方が現場を仕切れるだろうと言うことで部長自らスーパーにお米を買いに走られたそうです。
いろんな方に支えられた活動だったことがよくわかるエピソードでした。

 

閉会式

 

 

 

 

 

 

 

鹿折小学校の小野寺校長先生による地震が起きて避難して、津波に襲われた時の話をしていただきました。また、当日介護施設で働いていらっしゃった校長先生の奥様にも津波が来た時の話をしていただきました。
車椅子のまま流されてしまったご老人の話や保護者に引き渡した後、津波に流されてしまった子どもの話…
やりきれない想いを抱えながら職務を続け、防災マニュアルを改訂した話…
まだ心残り傷が癒えていない(癒えることがあるのだろうか…)ご夫婦のお話に胸が締め付けられる思いがしました。それでも前に進んでいくことができる人間の力強さを感じる閉会式でした。

まだまだインフラ、生活基盤が完全には再構築されていない状況での教育をテーマにした今回のイベントでしたが、仙台会場と気仙沼会場で子どもたちの喜ぶ顔や現地の方々と触れあう機会を持てたことは今後の活動に向けての大きな第一歩となりました。

講演会やワークショップを運営していただいた講師の皆さま、あらゆる場面でサポートしていただいたバスツアーに参加したボランティアの皆さま、今回の活 動に賛同いただいた企業団体の皆さま、会場の提供から参加者の募集にご協力いただいた学校、行政関係者の皆さま、ご協力いただいた全ての皆さまに感謝します。

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