2012/5/27(土)-28(日) 科学実験ボランティア養成講座

開催日時:2012年5月26-27日(土・日)10:00~17:00
開催場所:花畑地域学習センター
参加人数:6名

2012/5/26-27に足立区にある花畑地域学習センターで科学実験ボランティア養成講座を行いました。当初、花畑地域学習センターの担当者から夏休みに子どもたち対象の出前実験教室を開催して欲しいとの依頼があったのがきっかけでした。出前授業の打ち合わせをする中でリアルサイエンスが全てを揃えて実験教室を開催してもその場だけの活動になってしまう。それよりは手伝いのスタッフや将来、学習センターで実験教室を開催できる人材を地域で育てましょうと提案して今回の講座が開催されることになりました。
今後、地域で科学系のワークショップを広めて行きたいと考えている地域住民の方や学習センターのスタッフ、理科の勉強は苦手だったがちょっと興味が湧いたので参加した方など年齢も幅広く集まって頂きました。

古川専務理事よりアメリカで開発されたアクティビティが中心の科学や数学の教材(GEMS)の紹介からアスブレイクではボタンを使った算数ゲームを行いました。早速、皆さん真剣な表情で法則について考えていました。

 

 

 

その後、火山の噴火の仕組みと火山の出来方の違いなどをモデルを使って考えいきました。酢と重曹を使って噴火を起こす実験では速度に違いを出す為の配合を考えるのに苦戦していました。また、化学反応の実験では2種類の粉と赤い液体を混ぜた時の色の変化や温度変化を実験を通して解明していきました。

一日目の最後は地球温暖化についてモデル実験を通して考え、CO2を減らす為には生活水で使用している水温を下げることや水の使用量を少なくすることなど以外と水が大きな効果を出すことを知り、皆さん新たな学びとなり納得されていました。
2日目は「電気回路」からスタートしました。
身の回りの物で電気を通す・通らない物を挙げ実際に試したり、様々な電気回路で明かりの付く・付かないを試し、最後は自分のオリジナル回路を作成しました。
皆さんそれぞれ工夫した作品が出来上がり、お互いの作品に挑戦していました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は「カエルの算数」からボタンの分類や確率のゲームをしながら進めていきました。
サイコロの確立は実際やってみることで納得し分かりやすかった様です。

 

2日間の講座を終えて参加者からは、「五感をフル活用して考えるとい経験ができ、分かり易く忘れないことに驚いた。」「すべては体験から始まるに強く共感した。」などの声を頂きました。また「今回得たノウハウを実践してみます。」「子どもたちに教えることが出来るような気持になりました」「実験で実際に子どもがやりそうなことが想像できた。」などの感想も頂き、こういった方々の広まりが徐々に大きくなって地域で活性化していければ良いと思いました。

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2012/5/19(土)東芝科学館リアルサイエンス探検隊

東芝科学館リアルサイエンス探検隊
午前の部29名 午後の部12名

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この4月からGEMS探検隊改めリアルサイエンス探検隊として東芝科学館で体験型科学教室を開催しています。2回目の今回はアリスと鏡の不思議をテーマに「反射」や「鏡像」について試行錯誤しながら学んでもらいました。
まず最初に鏡の世界を探検するための道具作りからスタートです。
工作用紙を切って箱の様なものを作りました。
これで準備完了!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に奥山先生による鏡の国のアリスの朗読。ここの部分が実は今日のリアルサイエンス探検隊のテーマになっています。
鏡の中のアリスは本物?ニセ物?
鏡に映る世界は右左が逆の世界なのでしょうか?
写っている世界は本物なのでしょうか?
塩ビの鏡を使って鏡の世界を探検してもらいました。右の絵の様な右手を挙げたアリスの絵を塩ビの鏡を曲げると曲げ方によって「太っちょアリス」「やせっぽちアリス」ができます。また、鏡の使い方を工夫すると両手を「挙げているアリス」や「両手を下ろしているアリス」はては「一つ目の妖怪アリス」を作れます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

また、友だちと協力して鏡を二枚合わせ鏡にすると沢山のアリスを鏡の中に映し出すことができます。
でも、そのアリスをよ~く見ると何か不思議なことに気が付きます。不思議なことに最初に映ったアリスは左手を挙げています。次のアリスは右手を、そのまた次のアリスは左手を挙げています。左手と右手交互に出てきます。
なんでこんなことが起こるのか子どもたちは考えました。
「鏡の中で左手を挙げているアリスが鏡に反射して今度は右手を挙げているアリスがでてきた」などの答えが返ってきました。
ここで初めて『反射』という言葉がでました。
反射とはこういうことと教えられるのではなく、体験を通して自分たちから見つけ出した瞬間です。

次に車に乗ったアリスがどちらに曲がるのかというお話です。車のウィンカーは右が光っていますので右に曲がるとみんな答えました。では、鏡の中の車は?本物と一緒の方角に曲がっていきました。
ここで先生から曲がった方向を東とするとどちらの車も東の方向に向かったということで方角と右左という言葉の概念のレベルが違うというお話がありました。
※「向かって右」という表現も先ずどちらが前かが決まってそれから右を指す表現が来ますよね。

さて、最後は鏡に映る姿が本当は左右反対ではないというお話でした。
例えば光が顔にあたってそれが鏡に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、その光が鏡にあたります。
光はまっすぐ進みます、また、鏡も平らならば左右に反転することはありません。
では、何が逆になったのでしょう。
奥山先生が透明なシートに描いた顔を持って「つぶっているのはどちらの目?」と聞きながら歩いていきます。
奥山先生が通り過ぎたとき、ある子どもが気が付きました。「あ、表と裏が逆になる!」
「実は鏡を通して本物の裏側を見ているんだよ。お母さんは裏の顔を見ながらお化粧しているんだよ」という楽しいような怖いようなお話でワークショップが終わりました。
普段使っている鏡で色々な疑問が浮かび、それを解決していったワークショップでした。

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2012年5月4日(金・祝日)ハチラボ特別講座「ルアリ国の秘密の王子たちの冒険物語」

2012年5月4日 参加者 21名
2012年5月5日 参加者 12名

ゴールデンウィーク後半の5月4日と5日にハチラボで特別講座『ルアリ国の秘密の王子たちの冒険物語』を開催しました。このルアリ国の秘密は算数のかけ算をテーマにしたプログラムで今回、朗読劇と子どもたち参加型のワークショップを融合したものになっております。

朗読は下北沢を拠点にしている役者の三浦さんにお願いし、講師はリアルサイエンス研究員でありルアリ国の秘密の作者である奥山先生。

ただ朗読を聴いているだけではつまらないので、劇中に出てくる不気味な(?)笑い声や効果音を参加した皆さんに声を出して練習してもらいました。
そして物語の前段として、文字を持たないルアリ国は絵と『/(パー)』という記号で物事を表していたというルアリ国の説明と壁画の解説があり、その中で『/(パー)』の持つ意味の解説がありました。

さらにその壁画の意味を解き明かしながら物語の説明…
「ルアリ国の王様には孫が6人いて、6人の孫の誕生日に王様は北の魔女からもらった何でも願いが叶うという黄金の卵を孫にプレゼントし、願い事を孫に言わせて魔法の卵の力で叶えてあげていました。しかし、最後の孫は兄たちに願い事を言われてしまいとうとう『僕の願い事はないんだ!』と叫びました。その瞬間、王様の孫たちが消えてしまいました。父親である三人の王子たちは北の魔女に会いに旅にでることになりました」

そして、いよいよ物語のスタートです。
参加した親子は三浦さんの朗読に引き込まれるように物語の世界に入っていきます。
旅の途中でライオンから課題が出されます。9の段から出来ている三段の階段(それぞれ9、18、27のブロックからできている三段の階段)を組み替えて、同じ三段の階段を二つ作れ…。
ここは子どもたちの出番です。9の段の階段を上手に二つの階段に分けてくれました。

(○+□)×3の階段にすればいい。○と□には足して9になる数字を入れる。すると○×3と□×3の二つの三段の階段になります。

 

王子たちの旅は続きます。
今度は鳥の脚が生えていて、くるくる回っている小屋が出てきました。

 

 

 

 

 

 

今度の課題はかけ算九九の表の中から一つしかない数字と四つある数字、それぞれを結んで鳥の姿を浮かび上がらせるというものでした。
この課題も子どもたちは集中してクリアしました。

そしてとうとう北の魔女のところにたどり着きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は少し哲学的な問いかけ…
目の前に三枚の鏡が現れ、それぞれの鏡の中に数字が書いてある。
左が6、真ん中が0、右が6…
北の魔女曰く『消えた子どもたちは三枚の鏡のどれかにいる。(課題をクリアして得た)水晶の玉をこれだと思う鏡に投げろ。もし本当にその鏡の中に子どもたちが居れば子どもたちはお前たちの元に戻ってくる。ハズレれば二度と子どもたちに会えないことになる。』
数字が子どもたちの人数を指していて、三枚の鏡は現在過去未来を指しているようだ。そして、三つの数字はまるで三桁の数を表しているようだ。1の位に当たる右の鏡の数字はいなくなる前の
子どもたちの人数、今はどこにもいないから0。未来は子どもたちが帰って来るという希望を込めて6と…。

ではどこに水晶の玉を投げ込めばいいのだろうか?
『現在があって初めて未来があるのだから真ん中の鏡に投げるたらいい、と思う。』という答えが子どもから返ってきました…。

はたして…
王子たちは持っていた水晶の玉を真ん中の鏡に投げ込みました。
すると目の前に6人の子どもたちの姿が、現れました。

めでたしめでたし・・・

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2012/5/3(木・祝)こどもの日レクチャーin代々木

開催日時:2012年5月3日(木・祝)13:00~15:00
開催場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
参加人数:親子87名(子ども47名とその保護者)

午前中から大雨の中、東芝親子体験型科学教室第5回こどもの日レクチャーがスタートしました。今年はリアルサイエンスの理事でもあり、NPO法人ガリレオ 工房の理事長でもある滝川洋二先生に「空気のひみつ」をテーマに実験教室を開催しました。世界一受けたい授業やほこ×たて、NHK大科学実験などのテレビ 番組でお馴染みの先生だけあって参加した子どもからも「ぼくNHK大科学実験見てるんだ」などの声がありました。

 

開会のあいさつが終わり、いよいよスタートです。
最初は長細い風船や大きな風船を使った実験。細長い風船を横にして上に投げるとどこまで上がるか?また、大きい風船を使って空気の重さを体感する実験では、代表の子どもが背中に大きな風船をぶつけられて意外と重いものだと感じたようでした。

空気の実験はまだまだ続きます。小さな注射器と大きな注射器をチューブでつないで、右手と左手でピストンを押して力比べをするとどちらが勝つか?これには 予想外の結果の子どもが多かったのではないでしょうか?空気は均等に力が伝わる・・・広い方がたくさん力を受けることになる。

 

 

 

 

 

 

 

それを受けて「自分の息で人を持ち上げることが出来るか?」という実験に移りました。会場後ろに実験場所を設けて全員交代でお互いのことを息で持ち上げら れるか試してみました。小さな子が一生懸命ホースに息を吹き込むとボードの上に座っていた友だちが少しずつ持ち上がっていきます。大人が上に乗っても持ち 上げられます。これには見ている大人もびっくりです。

なぜ、そういうことができるのかを空気圧や空気の重さについて30㎝四方のゴムの道具を使って机を持ち上げる実演をしながら教えてくれました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後、クリアファイルを切ったシートを使って、子どもたちにも空気圧の力を体感してもらいました。小さなシートをプラカップの上に置いてちょっと強く押 してから持ち上げるとあら不思議、シートにカップがくっついて一緒に持ち上がってしまいました。中に重りを入れても持ち上がります。空気の力に子どもたち も見ていた保護者も大興奮です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実験の最後は新聞紙でできたドーム(代々木ドーム)を空気の力で膨らませて中に入ってみました。外からドームの入り口に向けてうちわで空気を送り込むと少しずつ、ドームが立ち上がっていき、人が入れるようになりました。これにも子どもたちは大興奮。
東京ドームも同じように空気を送り込んで膨らませているそうです。東京ドームは広いのでほんの少しの力で重たいドームも膨らむそうです。先生の解説も代々木ドームの中に入って実感が湧いてくるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後に滝川先生から世界中には9,300万人もの子どもたちが勉強したくても出来ない状況にある。色んな学びの場がある日本の子どもたちは幸せなんだとい うことを覚えておいて欲しいというお話があり、滝川先生の子どもの頃の体験や実験のアイディアをだす時のお話を交えながら、「好きなことを見つけて一生懸 命やって得意になろう!そうやって得意なものの幅を広げていくといつの間にか色んなことができるようになる。がんばってください!
というメッセージは子どもだけではなく一緒にいた保護者の方にも伝わったことでしょう。

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